点検のポイント

設備や室内の点検は、キッチンやトイレ、洗面、風呂などの水廻り箇所の配管の水漏れや、パッキンの不具合、異臭、配管のつまりのチェック、換気設備の作動具合、内装壁の亀裂やひび割れ、傾きなどのチェック、床は傾きやふわふわ感、床を踏むと大きく鳴ることや、沈みなどのチェック、天井のひび割れや、継ぎ目にできた大きな隙間などの有無、建具の傾きや作動具合などのチェックです。また、忘れてはいけないことは、カビの発生やシロアリのチェックで、カビの発生は結露や換気が原因で起こりますが、中には配管の水漏れ、外壁や屋根の不具合などが原因で起こることもあります。

建物の外部の点検は、基礎や外壁、屋根のひび割れ、クラック、浮きや剥がれがあることや、バルコニーや雨樋のぐらつきやひび割れ、排水溝のつまり、軒裏の雨漏り痕やひび割れ、サッシ周りや外壁材の継ぎ目のコーキングの劣化やひび割れなどのチェックが必要です。

床下は土台や大引き、基礎のひび割れ、配管のぐらつきや勾配、断熱材の隙間が空いていないかどうか、天井裏や屋根裏は柱や梁の割れや不具合、金具の緩みや、はずれ、雨漏りや結露のしみや痕、断熱材の隙間やはずれなどのチェックが必要です。

 

メンテナンスの注意点

メンテナンスを考える上でまず大切なことは、住宅購入時にもらう住宅の図面や資料をきちんと保管しておくことです。住宅調査や改修工事は、表となって見えているところばかりではなく、見えていないところの判断もしていかないといけません。適正な判断や対策、費用の見積もりなどで図面が必要になります。また、リフォームなどを施した場合などの図面や資料も同じように保管が必要です。他にも住宅購入時に大切に保管しておくものとして、売買契約書や重要事項説明書、アフターサービス規準書があります。その中でもアフターサービス規準書は、ハウスメーカーや売主が住宅の点検、不具合などでの改修を一定期間内に無償で行うものであり、記載されている内容は対象部位や設備、保証内容、保証期間、適用除外などで、実際に改修や補修する箇所の費用がハウスメーカーや売主にあるのか自己負担になるのかを判断するものになります。ちなみに分譲住宅を紹介している“ポラス”では、3ヶ月、1年、2年、5年と無償点検を行っています。こちらも参考にしてみてください。

点検やメンテナンスをこまめに行うことは住宅寿命を延ばすことの他に、住宅を売却する際にも大きな意味を持ちます。大事にしてきた住宅のどこの部位にメンテナンスが必要だったか、または改修や補修をした記録にもなります。また、改修や補修する前の記録や写真、施工後の写真などはもちろん、すぐに工事は必要なさそうでも点検で気になる箇所の経過写真や記録を取っておくと、後に工事が必要か否かの判断材料になることもあります。

もう一つ住宅のメンテナンスで大事なことは、改修や補修には高い費用になってしまう場合がありますので、メンテナンス用の積み立てをすることです。いざ、高い費用を一括で払うことは、住宅ローンを抱えながらにして大きな負担になることでしょう。備えあれば憂いなしで準備が必要です。

 

住宅寿命を延ばすには

一戸建て住宅を建てたり購入してその家に長く住み続けるには、住宅の構造や製法の違いはありますが、オーナーの心構えにより、見回りや点検、検査、修理や改修工事をすることが必要です。そうすることによって、住宅寿命が延びます。税法に定める建物の耐用年数は木造住宅では22年、鉄骨造で19年から34年、鉄筋コンクリート造と鉄骨鉄筋コンクリートでは47年とされています。しかし、実際には木造住宅でさえ、築年数が40年や50年経っていてもまだ十分に住まわれており、税法上の耐用年数は、一般的な資産価値を表すものであり、現実的な住宅の寿命とは別なこととなります。

メンテナンスや維持管理で大切なことは、住宅の劣化や、不具合、破損などは早い段階から発見し、早期対応をすることです。問題点の発見が遅くなるほど、被害や問題は大きくなってしまい、その修理や工事に対しての費用や時間、労力がかかります。

自分での点検はもちろん、数年に一度は住宅を施工した工務店やハウスメーカー、または自分の住宅とは全く関係のない建築士が建物点検を行う住宅診断サービスなどの業者に頼むと良いでしょう。第三者の専門家に点検や建物調査をしてもらうメリットは、利害関係がない立場で信頼が成り立ち、リフォーム業者などに改修工事をすすめられても適正な判断ができることです。

 

一戸建てはメンテナンスがポイント

一戸建てを選ぶときには、将来的にどのように管理していくのか、ということを決めておくことが大切になります。実際に、将来的にメンテナンスでどの程度の金額が発生するのか、ということを知らないと、なかなか判断できないままになってしまうことがあります。一戸建てについては、十分に御自身に合った方法で選ばれないと、後で失敗したと思ってしまうことは十分に考えられます。当サイトでは、どのような点に注意をすればよいのか、ということを具体的にご紹介しています。また、メンテナンスについても、具体的な方法を記載されていますので、ぜひその点を考慮して選ばれるようにすることがポイントになります。

一戸建てについて、何がポイントなのか、ということを判断しておくと、優先できることも必然的に増えていくことになります。一戸建てについて、しっかりと条件を判断しておくと、いろいろと対応をできることも増えていくことになります。一戸建てでは、どのようなことが望ましいのか、ということも含めて具体的に知っておくようにするとよいでしょう。また、メンテナンスでは予算がどの程度になるのか、ということを知っておけば、それで条件を見つけることもできるようになります。御自身に合った方法で、この点については優先して対応をできるようになっておくと、いろいろと見つけられることも増えていきますので、ぜひその点も含めて、御自身に合ったプランを決められるようにしておくことが望ましいといえます。